指を叩き合って相手の指を5にするあのゲームの攻略法
たまには数学以外の話題も書こうと思います。
先日、友人とひょんな流れであの「指を叩き合って相手の指を5にするゲーム*1」をしました。私自身このゲームをするのは3年ぶりくらいでしたが、過去に凄まじくやりこんでいたので、やっぱり脳が覚えてるもんなんですね。やっているうちに決まり手が次々と思い出されました。そこで今日は、津津浦浦の「指を叩き合っ(略」で友達に勝ちまくりたい!という少年少女に向けて、このゲームの決まり手(この状況になれば、うまいことやれば必ず自分が勝つという状況のこと。)達を3つ紹介しようと思います(実際このゲームが強い人は決まり手を覚えている人です。)。
ですがその前に、このゲーム、全国各地で様々なルールがあると思いますので、ここでこの記事内でのルールを決めておこうと思います(()内は例や注意。〈〉内は〈左手の数字, 右手の数字〉を表す。)。
- 余り有り(4の指に2の指でタッチすれば、4→1となる。)
- 両手に分配有り(〈1, 3〉のとき、これを〈2, 2〉や、〈4, 0〉などにできる。しかし〈3, 2〉→〈2, 3〉など、最初の手と同じ手、ないし左右対称の手にすることはできない。)
- 分配後は直ちに相手ターン(分配した直後に相手の指を叩くことはできない。)
- 自分で自分の指を叩くことはできない(〈1, 3〉のとき、自分の右指で自分の左指を叩いて〈4, 3〉などとすることはできない。)
決まり手の紹介
簡単なとことからいきます。
自分〈3, 0〉、相手〈3, 0〉
自分のターン
勝利までの流れは(自分のターンを○、相手のターンを●、〔〈自分の手〉, 〈相手の手〉〕とする。)
- ○〔〈3, 0〉,〈3, 0〉〕→〔〈3, 0〉,〈1, 0〉〕
- ● →〔〈4, 0〉,〈1, 0〉〕
- ○ →〔〈4, 0〉,〈0, 0〉〕
までの3手となります。簡単そうに見えますが、案外この手を知らない人が多いことに驚かされます。
自分〈1, 0〉、相手〈1, 0〉
相手のターン
- ●〔〈1, 0〉,〈1, 0〉〕→〔〈2, 0〉,〈1, 0〉〕
- ○ →〔〈1, 1〉,〈1, 0〉〕
- ● →〔〈2, 1〉,〈1, 0〉〕
- ○ →〔〈3, 0〉,〈1, 0〉〕
- ● →〔〈4, 0〉,〈1, 0〉〕
- ○ →〔〈4, 0〉,〈0, 0〉〕
このパターンに帰着できる場合が多いです。
自分〈3, 3〉、相手〈3, 0〉
相手のターン
- ●〔〈3, 3〉,〈3, 0〉〕→〔〈3, 1〉,〈3, 0〉〕
- ○ →〔〈3, 1〉,〈1, 0〉〕
- ● →〔〈3, 2〉,〈1, 0〉〕
- ○ →〔〈3, 2〉,〈3, 0〉〕
- ● →〔〈3, 2〉,〈2, 1〉〕
- ○ →〔〈3, 2〉,〈0, 1〉〕
- ● →〔〈3, 3〉,〈0, 1〉〕
- ○ →〔〈4, 2〉,〈0, 1〉〕
- ● →〔〈0, 2〉,〈0, 1〉〕
- ○ →〔〈1, 1〉,〈0, 1〉〕
- ● →〔〈2, 1〉,〈0, 1〉〕
- ○ →〔〈3, 0〉,〈0, 1〉〕
- ● →〔〈4, 0〉,〈0, 1〉〕
- ○ →〔〈4, 0〉,〈0, 0〉〕
後半は2番目の立ち回りと一緒です。相手の立ち回りは最善しか考えていませんが、違う立ち回りをしてきても、少し考えれば必ず勝てますのでご安心を。
考察
これらの決まり手は、自分が勝つためにも勿論有効ですが、強い相手と戦うときには、相手に決まり手を作らせないようにすることでも力を発揮します。あと、上で太字にもしましたが、決まり手が、自分のターンなのか相手のターンなのかもしっかり覚えておくようにしましょう。
この他にも決まり手は沢山あります(多分)。ですが、決まり手を探そうと努力するよりも、実践を積んだほうが確実に強くなれます。また、実践の中で、決まり手を発見できることも多々あります。まずは、上の決まり手をしっかり覚えて友達と対戦してみましょう。自分が強くなっていることに気がつけると思います。
*1:説明不要のあのゲーム。各地方(学校?)で様々な呼び名があると思います。